ひとりごと②
この前先生が、
「みなさん、強制することはできないけれど、もう須らくみなさん全員18歳以上なのだから、選挙に行きましょうね。」って、いった。
その日の課題は、自分の支持政党を書くという内容だった。
たしかに講義室にいる全員が18歳以上だったけれど
その「みなさん」に当てはまらないひとだって中にはいて
つまり
先生は知らないうちに 気づかぬうちに 無意識のうちに
彼女たちを抹殺してしまったのだ
課題の内容以上に
それはおそろしいことだな、と思った。
そして今日、別の授業の別の先生が
「英語の不規則変化の動詞がどうして使う頻度が高い動詞が多いかっていうと、多少バカでも頭が不自由なやつでも、いつもいつも使っていたら、さすがに1000年も経てば覚えるからです。あまり使わない動詞は覚えられないから、ただedつけるだけでよいやーーってなっていったわけです。」といった。
私は、「頭が不自由」という言葉に引っかかりを覚えたのだけど
手足を骨折したら、手足が不自由だ、と言う。
私はど近眼だから、目が良い人に比べれば、目が不自由だ、と思う。
それなら私は、
なぜ、「頭が不自由」という言葉に
眉をひそめてしまったのだろう。