え ん

人生は連鎖する、

ままならないのが人生さ

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ようやく文字を書こうという気分になれたので、ブログを開く。
6月は私にとって、暗雲垂れ込める、そんな日々だった。もういっそのこと雨でも雪でも槍でも降ってしまえばいいのに、どんよりとした雲だけが常に私の頭上にのしかかっている感じ。ずっと疲れていたし、ずっとしんどかったし、ずっと頭が痛かった。
理由はひとつじゃないんだと思う。けれど、比重が大きいほうが、私の性格の傾向的なものなのか、外部的な問題によるものなのか、理解できずにいた。今でも、よくわからない。
ただ、一人暮らしの身で、勉強しながらダブルワークで生計を立ててゆくというのは、私のキャパ上不可能だっていうことと、休みかたや遊びを知らないままここまで来てしまった弊害は、想像以上に大きいってことを、この1ヶ月ちょっとで学んだ。もう、ずっと、ずっと、ずっと、疲れていた。


そして、
そんな疲れ切った私の顔を見て哀れんだ神様なのか、おじいちゃんおばあちゃんの見えない力なのか、はたまた単なる時の悪戯なのか、職場の代表から、あくまでも会社の都合でクビになった。


落ち込んでいないと言ったら、嘘になる。どうしてこんなにまで、こんなにまで、こんなにまで、上手くいかないんだろう。今まで、「どうして自分だけこんな目に遭うの」言ってる人を見ると、何言ってんだお前だけじゃねーよ、みんな隠すのが上手いだけだよなんてどこかで抜かしていたのだけれど、今回ばかりはそう思った。ああ、こうして若者の貧困は連鎖して負のスパイラルに陥ってゆくのだ。


けれど、それと同時に、どこかで、ものすごく、安心していた。これで、いろんなしがらみや制約、義務、不安定で今にも壊れそうな日常から、解放される、と。ちなみにそれらは、自分で勝手に作り出した幻想に過ぎないのだということも、ちゃんと知っている。




さあ私、何者にでもなれるよ。
何者でもない今、もうすぐ24になるこの瞬間、私は今、何がしたい?
どこかにいつのまにか置いていってしまった自分を、探しにいかなきゃ。


‥‥‥そう言って、そう言って、そう言って、このザマだろう?






ままならないのが人生さ。

ジョー・ブラドリーが笑ってくれた。アン王女にだって休日が必要だったんだ。
私だって、あともう一晩くらい、現実からは、ちょっと目を背けて、ローマの街を駆け抜けても良いんじゃないかって。もう、いっそ、流れに身を任せて見ても、良いんじゃないかって。


次、また、上手くいかなかったら?と怯えるマネは、やめよう。どうせ上手くいかないことは、向こうからご丁寧にやってくるのだ。だったら、焦って上手くいかないことを拾い上げる必要も、吸い込む必要もない。ゆっくり、ここで、待つしかない。それなら、楽しいことをして、気長に、待っていよう。不幸が来るまでの間くらい、しあわせな気持ちで、待っていよう。何を選んでも、どの道を進んでも、いずれ、後悔するし、壁にぶつかるし、嫌な奴には会うし、消えたくなるくらいの失敗はするのだから、それわざわざ自分から迎えに行く必要はない。


そして、後悔している最中も、壁に悲嘆している今も、嫌な奴に精神をすり減らしている瞬間も、見てくれている人はちゃんといて、温かい言葉を掛けてくれている。もうそんなこともどうでも良いくらいに、自分は自分のことしか考えていなくっても、実は、そこらじゅうに、愛ってものは、存在するらしい。縁ってものに、囲まれているらしい。




だいじょうぶ、なんとかなる。
なんとかなってきたから、なんとかなるのだ。